B-side report#3 古き良き日本の田舎に溶け込むツアー 舞台裏
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第二回B-TGSは台湾からの留学生Frances Wangちゃんの「田舎へ行きたい!」という言葉から始まりました。彼女は有名人が田舎へいきなり行って泊まる主旨の日本のテレビ番組「田舎に泊まろう」を見て感化されたようです。
そこでメンバーであるInoue-san,Yamato,Shingoと私Nagisaは、いかにFrancesを喜ばせるか、驚かせるか、田舎じゃなきゃ体験できないことをできるかについて、何度もミーティングを重ねました。さらに今回の日程はGWの最終日ということで、混雑に巻き込まれないような場所を地図で探しました。
結局最終的に決まったことは
1、行き先は千葉県安房郡
2、世界初?案山子(かかし)をやらせてもらう。つまり「かかす」
3、寝袋にペイントをしてこいのぼりを作る(子供の日だし)
4、夜は民家へ、アポなし交渉→宿泊。失敗したら寝袋で野宿。
一応私も女の子なので、4については本当どうなるか恐かったです。野宿の場合、朝起きたらムカデが顔にはりついてたらどうしようとか、ヘビとかもいるんじゃないかとか、さらに村の人に「なんとか様の祟りじゃー」とか言われたらどうしようとか。民家に泊めてもらったとしても、恐い家でトラブルに巻き込まれたりするんじゃないかとか、こんな時代に見知らぬ人を泊める人はいるのだろうかと色々不安に思いました。
そんなこんなでもう当日。Shingo&NagisaはYamatoの家におじゃまして、お昼に食べるお弁当を作りました。

鮭&明太子おにぎり、にらたま、ししゃも、ハンバーグなどFrancesは喜んでくれるだろうだろうなぁと想像しながらたくさん作りました!


その後レンタカーを借りて、Francesを迎えに行き、運転すること4時間。

千葉県安房郡に到着!澄んだ空気の中でホトトギスが鳴いていました。


汗水たらして作った美味しいお弁当を食べ、Francesにかかしについて説明した後、用意した案山子セット(麦わら帽子・甚平・長靴)を見せるとFrancesは大爆笑でした。

Francesは遠くから見ても近くから見ても、紛れもなく案山子でした。


その後、こいのぼりペイントをしました。
みんなそれぞれ自分のこいのぼりを作り、

トイレのために道の駅富楽里へ移動し、Francesに今晩の宿は予約をしていないことを説明し、すべては交渉次第だと4人で確認しました。
この時Francesを含めみんな緊張していました。
私達は車を道の駅に泊め、歩いて農業をしている地元の人はいないか探しました。



民家を求めて歩きまわること1時間。。。一度は断られたりしながらも、
ついに、出会うことができました。
永井さんの奥さんは、最初は顔が強張っていたし、「この辺にも民宿があるのよ?」と勧められたので、やっぱり無理かなと思ったけれど、「日本の田舎の暮らしそのものを体験したいんです!」というFrancesの強い思いが通じ、私達を一晩受け入れてくれました。
永井さん一家は二つの一軒家に永井さん夫婦とおばあちゃんで住んでいました。
私達が先ほど寄った道の駅富楽里へ、奥さんの手作りケーキと手作り巻き寿司とお花を出荷していました。自分達で作ったお米でケーキ・お寿司を作っています。その料理の腕前はテレビ番組に呼ばれるほどです。
お父さん(正一さん)は、いきなり訪ねてきた私達に嫌な顔を一つもせず、おいしいごちそうとたくさんのジョークを飛ばしてくれとっておきのお酒をふるまってくれました。静かに遠くから見ていたおばあちゃんも、急な客へとソラマメを取ってきてくれました。

夕飯を食べながら、正一さんはまだ若者である何も知らない私達に、人生の先輩として色々な話をしてくださいました。
「はじめて会った日を大切にしなきゃいけないんだ。20年後、30年後にその人が助けてくれるかもしれないから」
たくさんご飯を食べた後、正一さんは納屋の中を見せてくれたり、

夜の田んぼの散歩に連れて行ってくれました。

夜の田んぼにはカエルの鳴き声がこだまし、とても幻想的でした。
家に戻ると奥さんの玉江さんは明日道の駅へ出荷するケーキを作っていました。

玉江さんは料理のことから家族のことまで色々な話をしてくださいました。
次の日は5時半に起き、みんなで正一さんと愛犬ゴン太のお散歩についていきました。


家に帰ってからはFrancesと私で米粉で作ったケーキと巻き寿司の出荷のお手伝いをしました。


値段を貼ったり出荷する所までついていかせていただいて、全てが初めての体験でした。



滞在時間は数字にすると短いものでしたが、得たものは数え切れないほどたくさんあって、なによりも正一さんと玉江さんとおばあちゃんが楽しそうに話しかけてくれる姿が嬉しかったです。

Francesも帰りの車で「おかあさん(玉江さん)と料理が出来て嬉しかった。そういうことをしたかったんだ。I love 田舎!」と言ってくれて、今回の計画は大成功だと思いました。Francesが喜んでくれただけでなく、私達日本人三人にとっても、日本の良さを再認識する貴重な経験になりました。
Nagisa Orihara







